テクニカルダイビングの説明をするにあたって,このダイビングは今までのダイビングとは、まったく違うものとして位置づける必要があります。 なぜならこれは本当にリスキーなダイビングだからです。 |
このダイビングを行なうにあたって技術的には100本程度以上で最低でもレスキューダイバー以上の資格を備える必要があります。 今、日本などで盛んに行われているダイビングは、“安全”を全面に各指導団体やインストラクターが海のすばらしさ、トロピカルな魚達との出会いなどとの感動を得る為に、安全に潜るにはこういう器材が必要でこういう技術が要るとしてダイバーに指導し、潜ること自体が目的とされています。 またダイビングする環境は水中で何かあれば浮上し水面に上がることができる環境(オープンウオーター)が主です 。 ケーブダイビングとしてフロリダ中央部で発達したケーブ(洞窟)ダイビング<写真参照>は淡水の湖で行ない、そのレイクの底から湧き水があり石灰質の土壌と地下から湧き出ている水がうまく作用して何キロも続くケーブができていて、そのレイクからエントリーし水が吹き出している口に向かって洞窟に入って行き、延々と潜るというダイビングなのです。 浮上できない、暗い、狭い、しかしそこは未知の世界がある、自分に自信があり、テクニックも最高で、それ専用の器材を準備した人しか踏み入ることができない世界なのです。 |
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レジャーダイビングの枠を超えた“探検”の部類に入るのがテクニカルダイビングです。 |