Japan
Cave Diving Society
和歌山県紀伊大島『シシクイ』
調査ダイビングレポート
● 1998年6月17日紀伊大島。
ファンダイビングで現在禁止されているケーブを調査してきました。
ベールに包まれていたシシクイの奥のケーブに!-13mにぽっかり空いた入り口があった。
まるで誘ってるかのごとくだ。
その魅力に引き付けられながら奥へ奥へと進んでいった。
そして突き当たり。
ここまでしかだれも行ってない。
左をみると人間一人しか通れない穴が・・・
これか・・・
リールを出し進んでいく。
なんとみごとな透明感なんだろう。すごいキレイな水だ。
フロリダでみたあの景色に似ている。
心臓の鼓動が聞こえてくる。
イセエビがまるでナイトダイビングの時のようにそこら中をウロウロしている。
すごい数だ。
シルト(沈殿物)を巻き上げない様に特別なフィンキックで奥にすすむ・・・
強烈な光りを放つ水中ライトに気は休まる。
後ろをみた。
真っ暗である。
表の光りはここまで届いてなかった。
気を取り直しさらに進む。
大きな石が進路を拒んでいた。
だめだ・・これ以上は行けない・・・・
無理に体をよじって入ると出れそうにない。
引き返そう・・・。
体を反転できない。
後ずさりしながら後退していくシルトが少し舞う。やばい
少し広いところに出て反転し出口に向かっていく。
光りが見えた。
これだ!この青さ!
待ってもらっていたバディが出口にいた。OKサイン。こちらもOK。
私は満足感に包まれながらバディと落ち合いオープンウオーター(浮上できる所)に出ていった。
しかし浮上後あのさらに奥はどうなっているんだろうと気になって仕方がなかった。
今後もどんどんレポートしていきます。お楽しみに!
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