水中で安全停止中バックガスからガススイッチし 40%を超えて100%酸素が使えるプログラムがPADIから、リリースされることが決まりました。
これはテクニカルダイビングではなく、リクリェーショナルダイビングの限界内で、ディステングティブ・スペシャルティコースとして開催できます。
そのコースとは:
PADIアドバンスド・エンリッチドエア・スペシャルティ(AEX)
となります。
このプログラムは、シングルシリンダーのバックマウントコンフィグレーションで開催可能で、安全停止時の酸素分圧は1.6を限界とし、効果的に体内残留窒素の洗い出しを図って、より減圧症リスクの低減を狙ったコースとして、2年の準備期間を経て、リクリェーショナルダイバー向けに、まさに満を持してのリリース!
AEXは既存テック団体に相談したものの、テック向けのプログラムは変えないとのことでしたので、自作プログラムとして準備していました。が、この度PADIが乗っかってくれました。
この教材であるインストラクターアウトラインの知識開発部分では、全国各地で減圧症対策セミナーの講師として著名な”ダイコンおじさん”こと「今村昭彦先生」に減圧症項目を執筆監修いただき、
酸素の扱いと運用に関する部分では、水中科学研究所代表でNPO法人潜水医学情報ネットワーク副理事、元DANトレーニングディレクターの「野澤徹先生」にご協力いただきました。
ここでは酸素のメリットデメリットなど様々なことが わかりやすく解説されています。
コース規準やスキル、またアドバンスド・エンリッチドエアコースの上位に位置するアドバンスド・ナイトロックスコースは、PADIの元エグザミナーでトライミックス・インストラクタートレーナーの「久保彰良氏」が全面監修し、同じく私も、プロデュースを行いテクニカル分野に関連するスキルも身につけやすく工夫されています。
このアドバンスド・エンリッチドエア・ダイバーコースは、身体へのマウントはできませんが、40%を超えるエンリッチドエアや酸素を 最大酸素分圧1.6以浅で、シリンダーをボートから吊るしたり、水底に固定して使用します。
知識開発セッションにはエグザムを含み、前評価はあるものの最少2ダイブで認定が可能です。
実習は最少一日でも可能ですので、窒素洗い出しの効果の恩恵を受けたい方や のちのテックダイバーコースに進みたい方へも登竜門的な位置づけとして 酸素を使い始めるにはよいのではないでしょうか。
ダイバーの参加前資格は:
1. PADIアドバンスド・オープンウォーターダイバー
2. PADIエンリッチドエア・スペシャルティダイバー
または上記2つに相当する他の団体の認定
3. PADIディープ・スペシャルティダイバーまたは18m以深の経験が10ダイブ以上の記録、もしくは上記に相当する他の団体の認定
4. その他下記のスペシャルティダイバー資格を推奨
・PADIエマージェンシーオキシジェン・プロバイダー
・PADIピークパフォーマンスボォイヤンシー・ダイバー
・PADIディレイドサーフェスマーカーブイ・ダイバー
5. 25ダイブ以上の経験でそのうちエンリッチドエアダイブが10回以上の記録
6. 15歳以上
のちに デコシリンダーを
マウントして使用できる今までのアドバンスドナイトロックスコースに進むこともスムーズに可能となっています。
また上記コースのインストラクターコースも同時リリースしますので資格整備もしやすいかと^^。
コースについては以下のショップまで お問い合わせください。
〒112-0015 東京都文京区目白台3-4-11GFビル3F DIR-TECH 担当久保彰良 TEL:03-6304-1131 Mobile:090-1559-9140 E-mail: akiyoshi.kubo@gmail.com
〒580-0015 大阪府松原市新堂1-348-3 ダイビングスクールなみよいくじら 担当関藤博史 TEL:072-333-8559 Mobile:090-8655-3236 E-mail: info@namiyoi.com
〒649-2211 和歌山県白浜町西牟婁郡白浜町臨海441 ビーチハウス ラハイナ (令和元年8月OPEN)